モンスター図鑑

【スライム】 危険度：中（場合により大） 　洞窟、地下水道、森などの様々な場所に生息するモンスター。 　粘液状の不定形な体を有しており、打撃や斬撃といった物理攻撃ではダメージを与え難い。 　腐食性の体液で武器や防具を腐食させたりする為、ジョブが物理職の冒険者の間では厄介なモンスターとされている。 　不意に天井や木の上などから襲いかかり獲物を包み込み、窒息させてきたり、体表から強酸を分泌させ消化したりとベテランの冒険者と言えども注意が必要である。 　スライムは下等なモンスターであり、思考する能力はほぼ無いに等しく獲物を捕らえる場合は ・生物の体温を感知して本能的に襲いかかる ・生物の吐く息に反応して反射的に襲いかかる などと言われている。 　その為か、敵意などを感知するスキルでは事前に感知出来ないとされている。 《備考》 　時折、男女問わず冒険者とスライムが性行為を行ってる場面に遭遇する事があるが、彼らは別にセックスをしてる訳ではない。 　スライムが獲物の体内に侵入し、体の内側から肉を溶かし吸収しようとしている捕食行為の場面である。 　もし見掛けたらすぐに助けてあげましょう！

【ジャイアントスラッグ】 危険度：小 　洞窟、森、沼沢地周辺といった湿気の多い場所を好んで生息するナメクジ型モンスターの総称。 　体長５０センチ以上のものがジャイアントスラッグと呼ばれ、大陸全土で１００種以上が確認されており、大きなものだと３メートル超の個体も存在する。 　多くは草食性で、畑を荒らしたり、食料貯蔵庫に湧いたりする事もあり、討伐依頼の件数も比較的多い。 　ジャイアントスラッグは動きが緩慢な事もあり、それほど強い個体ではなく初心者向けの討伐対象である。 　しかし、なかには肉食あるいは雑食性の種類もおり、その種のジャイアントスラッグは毒を有する個体も多く、初心者殺しとも言われおり注意が必要である。 　毒の種類は主に麻痺毒であり、毒腺から対象に吐きかけ動きを止めた後、嬲るように捕食するが、繁殖期には捕らえた獲物に卵を産みつけ、借り腹として利用したりもする。

【ゴブリン】 危険度：小（群れの場合、中以上） 　ヒト型生物の中でもっとも弱く、もっとも狡猾なモンスター。 　主に洞窟、廃坑（廃鉱）、遺跡などに生息する。 　ゴブリンは雌が存在しない為、他種族の雌を攫って孕ませ繁殖する。 　冒険者ギルド、傭兵ギルドへの討伐依頼は多いが、ゴブリンの強さの関係か、報酬が全般的に少ない傾向にあり、何処のギルドでも依頼の消化率は低い。 　その為、各ギルドでは主に初心者にゴブリン討伐の依頼を回すなどしているが、大規模な群れを形成している場合もあり、時には中級冒険者のパーティでも全滅する事があり油断は禁物である。 　雌と見れば相手の年齢関係なくナニをおっ勃てて襲いかかる。 　繁殖力が異常に高く、産まれた仔が成長後、産んだ雌(母親)を犯し孕ます事も珍しくない。 　♀冒険者にとって、ゴブリンに捕まる事は最悪の出来事である。 　ちなみに♂冒険者が捕まった場合は即、餌に(処分)される為こっちも最悪である。

【オーク】 危険度：中 　豚頭人身のモンスター。 　体はヒトよりひと回りほど大きく、知能はゴブリン、コボルトに比べて高く、力も強い。 　知能は高いが物造りはあまりせず商隊や村などを襲い、食料等を奪う略奪種である。 　その為、討伐依頼も多い。 　先述の通り、ヒトより身体能力が高い為、クエストは七等級以上のランク保持者向けである。 　同種に雌は居るものの、異種間交配が可能な為、ゴブリン同様に他種族の雌を攫ってきて種付けを行ったりもするが、オークは高い性欲を有しており、生殖目的以外で雌と交わる事もある。 　ヒトの肉を食する為、散々犯された後、喰われた冒険者の話は多い。 　但し、ヒトもまたオークを蛋白源の一つとしている地方もあり、お互い様ではある。

【ラミア】 危険度：中〜大 　上半身がヒト、下半身は蛇型のモンスター。 　毒牙を持ち、毒の注入は即死級から麻痺程度まで自在に調整可能である。 　力も強く、尻尾を使ったテイルアタックは盾で受け止めても、衝撃で骨が砕けるほどの威力があり、かなり危険である。 　ラミアは必ずしもヒトと敵対している訳では無い。知能が高く、中にはヒトと共存している個体もおり、少数ながらラミアの冒険者や傭兵も存在する。 《備考》 　ラミアはショタである。 　もとい、ラミアはゴブリンとは逆に種族内に雄が居ない為、他種族の若い雄を攫って巣に持ち帰り交尾をし、繁殖する習性を持っているが、ゴブリンと違い交尾(セックス)を愉しむ面もある。 　その長い舌を使ったフェラチオはこの世のものでは無いと思えるほど快感らしい。 　しかし、受精を確信すると途端に“性欲＜食欲”となり、相手の雄を喰らう行動に出る為、ラミア相手にセックスをする場合は命を賭ける覚悟が必要。

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