背徳のDayDream
背徳のDayDream

01話


確か先週だったのではないだろうか。
わしの姪が嫁ぎ先のDVから避難してきたのは。
あれが我が家にやって来た翌日に、わしが若い頃にお世話になった弁護士に相談して、離婚届を相手側に送り付けている。
相手がどう出るかはわからないが、既に弁護士に話した内容で、裁判にでもなれば十分に離婚を勝ち取れるというから安心だ。
後はあの弁護士にまかせておけば大丈夫だろう。
今のわしは、次の仕事であるサーバ管理業務に就く前のリフレッシュ休暇中だ。
平日の昼間なので、両親は当然仕事に行っているため、本来であればわしは一人でこの余暇を楽しむことができる。
しかしどういうワケか、この怠惰な時間がゆっくりと過ぎていくのを楽しんでいるわしの隣に、姪の沙織がいる。
沙織はわしの姉の娘なのだが、わしと姉はかなり歳が離れている。
多分『サザエさん』のサザエとカツオ位は離れているのではないだろうか。
なもんで、姉が早くに結婚したこともあり、沙織が生まれた時わしは五歳だった。
というわけで、沙織とわしは『叔父と姪』というよりは、ほとんど兄妹のように育ってきたのだった。
例の結婚で一度は縁が切れたような格好になったが、先のドタバタで帰ってきた沙織は、今は実家に住んでいるが、わしが家にいる時はずっと我が家に入り浸っている。
ということは、わしの前の仕事が終わって休暇に入ってからは、毎日せっせと実家からここへ通っているのだ。
そして、結婚以前と同じように無邪気にわしにじゃれついてくるのだ。

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おおかたの行動は昔とほとんど変わらない。
わしが座っていると横にやってきて、甘えるように身を寄せてくる。
あぐらをかいていると、わしの足の上に座ってくる。
うつぶせに寝ころんでいると、わしの背中にのしかかってくる。
別にあれの体重が重いというわけでもないのだが、人として普通に体重があるのだから、当然それなりに重い。
それを本人に言うと

「重くないっ!」

と言って上で暴れやがるのには辟易だ。
しかし、一体どうしたものだろう。
いくら昔からそうだったとはいえ、あれも三十という年齢に大分近づいてきた。
そしてその間に、あれの体つきというのも随分と変わってきている。
端的に言えば『女の体』になっているのだ。
ほっそりとした肢体は優美の一言である。
つややかな長い黒髪は、まとめて結い上げるようにしている。
美しい双眸は、まるで今輝き始めた星の光が宿っているかのように美しい。
顔は童顔だが、どこか男の情を煽る潤みを含んだ唇。
紡いだばかりの絹糸のようなすべらかな肌は、まるでかすかに白い光を放っているかのようである。
初夏によく似合う、その肌の色にも匹敵するような美しい純白のノースリーブ・ワンピースもまた、どこかわしの暗い情欲を煽るかのようである。
わしとて一応独身の三十代のヲッサンだ。
そりゃ時としてムラッとする事くらいあるというものだ。
だいたい、こいつはあまりにもわしに対して無防備過ぎだろう。
よし。ここはいっちょ、からかって怖がらせてやろう。
何ということはない。押し倒すフリでもしてやればいいのだ。
勿論嫌がるだろうから、そこはそれ。放してやって

「こんな事もあるんだぞ」

とでも言ってやればいいのだ。
そうすりゃ、少しは警戒して今のようにひっつきまくるのを止めてくれるかもしれない。
ちょうど今、沙織はわしの左腕に絡みつくようにしてひっついている。
今だ!
わしは体を反転させると、沙織を押し倒した。

「キャッ・・・!」

かわいい声を上げたあと、少し脅えたような目で沙織がわしを見上げる。

「わははっ! 驚いたかっ!! 男をナメとるとこういう目に・・・」

言いかけてわしは驚いた。
なんと沙織は全く抵抗をせず、脅えたような、それでいて何かを期待するかのような目でわしを見つめている。
いやいやいかん。これはちょっとした冗談だ。
わしと沙織は義理ではなく血縁関係がある三親等にあたる。
つまり、法律の上では立派な『近親相姦』になってしまうのだ。
いくらわしでも、そこまで法律に対してアグレッシブにはなれない。
辛うじて理性を取り戻したわしは、一つ小さな咳払いをして、とにかく沙織の上からどこうとした。その時だった。

「わたしはいいの・・・」

沙織のその一言で、わしのショボい理性など吹っ飛んでしまったのだった。


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改めて座り直すと、わしは沙織を自分の膝の上に座らせた。
そして、後ろから抱きしめるようにして沙織の体に腕をからめ、左手で沙織の右の乳房を、右手で股間をまさぐった。

「やわらかくていいニオイがするな・・・」

そう呟きながら、わしは沙織の首筋に唇を押し付けた。

「っんふぅ・・・あんっ・・・」

かわいくも切なげな声を上げながら、沙織がわしの行為に応える。

「なあ、ひょっとして、結構前からこうなるのを期待してたのか?」

首筋に舌を這わせながら、わしがそう聞くと、沙織は

「そんなの言えない・・・・・」

とかぶりを振って言う。その返事そのものが答えだというのに。
わしは沙織の下半身をまさぐっていた右手を放し、両手で沙織の乳房をもみしだいた。
服の上からでもそのボリュームと、弾けんばかりの弾力がわかる二つの柔らかなふくらみをもみしだく。

「ん・・・は・・・いや・・・」

わしの手の動きに合わせるかのように、沙織はため息を漏らすようにつぶやく。
口では拒否をするような言葉を放っているが、その吐息は既に身内から打ち寄せる快感に身を委ねているのはあきらかだ。
胸の大きな女は感度が低いという話を聞いた事がある。
そして、過去に寝た事のある女の中にもそういうのがいるにはいた。
しかしどうやら、沙織についてはその定説は関係ないようだ。
むしろ、直に触っていない事を考えれば、かなり感度が良い方に入るのではないだろうか。
沙織の乳房の先端にある突起を、わしは服の上から探り出してつまむ。
途端に

「ああんっ!」

せっぱ詰まったような声を沙織があげる。

「ええ声で啼くんじゃね・・・」

わしはそう言いつつ、いったん沙織の体をまさぐっていた両手を放すと、ワンピースの背中のボタンを外した。
すぐに沙織の乳房が露になる。実に悩ましい半裸姿である。
わしが普段感じていたよりも幾分細身の体に、思っていたより幾分大きな乳房。
間近でみると迫力すら感じる沙織の美しい胸の膨らみに、わしは今更ながら驚いた。

「あんまりジロジロ見ないで・・・恥ずかしい・・・」

沙織が頬を染めつつそう言うので、わしは見るのをやめて触ってみることにした。
胸を下からすくい取るかのように、優しくまさぐってみる。
たぷんとした重みがわしの手のひらにつたわってきた。
指先に力を入れると、ふわりとした柔らかさがその指をつつみ込む。
しかし、やわらかなまろみの奥には、かすかな堅い感触があるのだ。
何度触っても同じように思うのだが、女性の乳房というのは実に不思議である。
不思議で、そしてたまらなく魅力的で愛おしいのだ。
わしは揉み解すかのようにゆっくりと揉みしだいてみた。
指の間からはみ出そうな柔らかな白いふくらみを、二つ同時にもみしだく。
少しずつ力を加え、刺激を強めていくと

「ふ・・・んんっ! ・・・んぅ・・・」

沙織のかわいらしい口から、かすかに甘い吐息が漏れ始める。
柔らかさの中にも張りのある乳房は、触れていた手を離すと適度な弾力でまた元の美しい形に戻る。
わしはその形を再び崩すように手を這わせた。

「は・・・ぅ・・・はぁ・・・」

沙織の息はすっかり熱を持っていた。
乳房の頂点は既に堅くしこり、うっすらと色づいている。
わしは乳房を包み込むように揉みしだくと、その頂点を指でつまんだ。

「ひぁんっ!!」

驚いたような声を沙織があげる。わしは構わず、指ではじくように突起を愛撫し続けた。

「んっ! あっ! くぅ・・・」

声をかみ殺すかのようにその行為に応える沙織は、なんとも言えずかわいくて、艶めかしくて、実に愛らしい。
わしは沙織を横にすると、改めて下腹部へと手を伸ばした。
下着の上からクレヴァスを一撫でする。

「ひぁんっ!!」

沙織のウブな反応を楽しみながら、わしはそのままヴァギナを指でつまむように愛撫する。
プニプニとした若い肉襞の感触が、わしの指先を楽しませる。
たまらず下着の上から、クレヴァスにそって舌を這わせた。

「あっ・・・あぁ・・・」

悦びのため息を沙織が漏らす。
しびれるような快感が全身にほとばしり、それが全ての細胞に広がっていくかのようだ。

「少し濡れてきたね」

そう言いつつわしは、ゆっくりと沙織の下着を脱がせた。
それまで布の中に押し込められていた女の匂いが、一気にあたりに充満する。
わしは、沙織の下半身に延ばした手をずらし、尖った芽に触れた。
淡い襞の合わさる部分にある、奥ゆかしい花芽。
既に半分以上剥けているようだ。
蜜を塗付けた指先で露出した部分をゆっくりと撫でる。

「んあぁぁぅ・・・んぅ・・・」

沙織は頬を上気させ、堪え難い快楽をその悦楽の声でわしに伝えた。
わしはさらに表面をさするように、花芽を指で刺激する。

「う・・・ぁ・・・ぁ・・・ぁう・・・」

やや控えめとも取れる沙織の反応を確認すると、わしは不意をついて花芽を根元から摘み出すように包皮を剥き上げた。

「あぁんっ!!」

敏感な箇所を剥きだしにされてしまった沙織は、驚いたように声を弾ませてわしの行為に応えた。
ころ合いと見たわしは、沙織のしっとりと濡れたクレヴァスに指を這わせた。

「あっ! ・・・あぁ・・・」

久々に与えられる言い知れぬ快楽に身を委ねたいという思いが、沙織の中に去来しているのだろう。
わしの指の動きに合わせて、下腹をピクピクと動かしながら熱い息を漏らした。
沙織はまるで、堪え難い刺激から逃れるように腰をくねらせる。
わしは、そこが既に十分に湿っているのを確認した上で、中指を秘孔にゆっくりと押し込んだ。
ちゅぷぷぷっという感覚を指先に感じながら、徐々に肉を押し広げ、ゆっくりと挿し込んでいく。

「ふぁっ! あっ・・・!」

ゆっくりと奥へと突き進み、完全に指が入った事を確認したわしは、イキナリ指を沙織の膣内で激しく動かしてみた。

「あっ! うぅん!!」

「いい声を出すねぇ。わしも頑張り甲斐があるってもんじゃね」

「あぁっ! はっ! はぁんっ!!」

ジュポジュポといった感じの水音を聞きながら、わしの興奮はさらに高まった。
出し入れする指の動きをさらに激しく、さらに複雑にしていく。
そして、そのままわしは沙織の乳房の先端に唇を寄せ、それを激しく吸い上げた。

「んくぅっ! んふっ! んん!」

いちいち敏感にわしの行為に応える沙織。
思えば不思議な感じがする。
一緒に小学校に通っていた頃の沙織。
無邪気にわしになついていた沙織。
よく一緒に風呂に入っていた沙織。
それらの思い出は全て、幼い頃の姿ばかりである。
しかし、目の前にいる沙織は、成長した姿だ。
大人になった、でもどこかあどけなさの残った、そんな沙織である。
そんな事に妙な感慨を覚えつつ、わしは自らの唇を沙織のクレヴァスに寄せる。
そして、その麗しい花弁に口づけした。

「うひゃぁんっ!」

驚きと悦びの混じった声をあげて、沙織がのけぞる。ひょっとすると絶頂が近いのかもしれない。
わしはそのまま沙織のクレヴァスに舌を這わせ、そしてその舌をさらに奥へと沈めていった。

「あ! あっ! 舐め・・・ちゃ・・・ダメ・・・」

幾度も口づけし、幾度も吸い上げる。
むさぼるかのように舌を這わせ、そのため沙織の秘孔はゆっくりと花開いていった。

「あ・・・! 待っ・・・て・・・! うぁぁんっ!!」

もう一度わしがクレヴァスを強く吸い上げると、沙織が一際大きな声をあげた。
沙織はついに達してしまったようだ。

「ずるいのぉ。一人で気持ち良くなって。わしにも少しはそれ、分けてくれんとね」

「ごめんなさい・・・わたしばっかり・・・」

肩で息をしながら、沙織がそう言う。
しかしわしは、それには構わずにおそらく人並みの大きさであろう、自らの逸物を取りだした。
もはやためらいは無かった。
いや、仮にそんなものがあったとしても、もうここまで来てしまっては自分で止めることはできないだろう。
ひょっとして今、誰かが家に帰ってきたり訪ねて来たりすれば、この行為は止まるかもしれない。
そして、ひょっとしてもう二度とこのような行いに至ることはないかも知れない。
しかし、誰も帰って来ないし誰も訪ねても来ない。
この恐ろしい偶然を、わしは逃すつもりは全く無かった。
わしは自分のモノを沙織のクレヴァスにあてがい、ゆっくりと蜜をぬりつけると、泉の中心にあてがった。

「それでは、入らせていただきます」

わしは、実にわざとらしくバカ丁寧な口調でそう言った。
沙織はよっぽどおかしかったのか、クスクスと笑いながら

「はい。どうぞお入りください」

と返してきた。その返事を聞いて、わしは逸物を沙織の中にゆっくりと沈めていった。

「うん・・・くっ・・・」

沙織はわしに呼吸を合わせるようにして、口であえぐように息をしながら力を抜いてわしを受け入れた。
それを確認したわしは、グッと腰を突き上げ、沙織の花芯を貫いた。

「うっ・・・うぅっ・・・あああぁぁぁんっ!!」

体の小さな女性は穴も小さいと、どこかで聞いたことがあった。
どうやら沙織も、その例に違わぬらしい。
わしはゆっくりと、彼女の様子を注意深くうかがいながら奥へと進んでいった。
やがて先端が何かに突き当たった。ここが終点である。

「奥まで入ったよ」

「う・・・うん・・・」

それを合図に、わしは沙織のそのくびれた腰に手を当てると、やや慎重にくさびを引き抜いた。

「は、ああぁ・・・」

引き抜きつつ、わしは沙織の膣のざらついた感触を楽しんだ。
襞のひとつひとつをなでるかのように、じっくりとなぞり上げる。
半分程引き抜くと、再びゆっくりと沙織の中にそれを押し戻す。

「んっ・・・んんっ・・・またわたしの中に・・・」

入れる時は出す時よりも数段ゆっくりと動かす。
わしが侵入と撤退を何度も繰り返すうち、沙織の体に変化が現れた。
わしがモノを膣内から引き抜こうとすると

きゅっ、きゅっ

とそれを引き止めるかのように収縮を繰り返すのである。
二人の影が壁に揺れている。
言葉にならない熱い吐息が、まるでハーモニーを奏でているかのように部屋に響く。
弓なりに反り返る沙織の体をつま弾くかのように、わしは腰を動かし続けた。
滑らかな摩擦と、その引き止めるような間隔が、甘く痺れるような快感をわしにあたえる。

「は、ああぁ・・・」

くぐもった声で、沙織が何かを訴えかけるような嬌声をあげる。
二度目の絶頂が近いのかもしれなかった。
わしは一気に腰の動きを加速させると、奥を激しくつき回した。

「あ、ああぁっ!?」

とろけるように膣内の温度は高まり、内部の締めつけぬめりがより増してきた。

「え、ぇ、あっ、あぁっ!!」

快感に苛まれているという感じで、沙織が声をあげた。もう限界が近いのだろう。
結合したまま、わしは沙織の唇に自らの唇を押し当てた。

「んっ・・・んふぁっ・・・」

口の中で熱い息がくぐもる。
上半身をかがめたことで、更に密着度があがり結合が高まる。
わしはモノの先端に子宮口があたっているのを感じ、そこを支点にして膣口を広げるように腰を回転させた。
ねじこむように子宮口と亀頭をすり合わせる。

「ふあぁっ!!」

沙織はひときわ甘い悲鳴を上げた。わしの方もだんだん下半身が痺れてくる。
腰のグラインドに合わせて水音がさらに湿り気を帯びてくる。
溢れた蜜が臍付近まで流れだし、薄い筋を作っていた。

「あ、ん、あ・・・」

おびえるような、それでいて快楽を貪る渇望があるような声音で沙織が呼びかける。
限界が近いのは、誰が見ても明らかだった。
やがて、沙織の喘ぎ声の間隔が短くなっていくのを感じたわしは、彼女が昇り詰める直前である事を悟った。

「んっ・・・わ、わたし・・・んっ、んっ、あ、あぁ〜〜〜〜〜!」

沙織が可愛らしい啼き声を響かせて果てるのとほぼ同時に、わしにも限界が訪れた。
最上の快楽を分かち合いながら、わしはその哮る逸物から荒々しい情念の証を沙織の最奥に放ち、果てたのであった。

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沙織は、クッションに顔をうずめたまま無言でいる。
窓から差し込む午後の日差しが、わしには酷くまぶしく感じられた。
悦楽の中にも、決して踏み込んではいけない領域があるような気がする。
沙織との行為は、まさにその踏み込んではいけない領域だったのかもしれなかった。
沙織の良くしなう肢体やなまめかしいしぐさが、今は悔恨の交じった苦いものとして蘇ってくる。
だが、不思議な事に後悔は全くなかった。
いつかは・・・
いつかはこんな時が来てしまうのではないだろうか。
わしは心のどこかでそう思っていたのかもしれない。
いや、ひょっとすると、心のどこかでこうなる事を望んでいたのではないだろうか。
結局の所、ちょっとしたイタズラのつもりがわしの心の中に蠢く暗い欲望を呼び覚ましてしまった。
そういう事なのだろうか。
わしは沙織の唇にキスしたいという衝動を抑え、その柔らかな髪の毛をそっとなでた。
それに応えるかのように沙織は顔をあげると、イタズラっぽい笑顔を浮かべた。
舌先をチョロっと出してはにかむ仕草が愛らしい。

「しちゃったね・・・」

上目遣いにわしを見つめながら、沙織がそう言った。

「ああ・・・なんか、不思議な気分だな・・・」

疲れたような口調でそう言うわしの上に、沙織が乗っかってきた。

「わたしはうれしかったよ。だって・・・」

そう言いつつ沙織は、魅惑的なかわいらしい唇をわしの唇へと重ねる。
随分と長い事舌を絡めあって、ゆっくりと唇を離す。
二人の唇をうっすらと銀色の筋がつながったまま輝いていた。

「それに、すごくキモチ良かった」

『小悪魔』という表現がこれ以上似合うものは無いという程の可愛らしい笑顔を浮かべて、沙織はそう言った。
無言でわしは沙織を抱きよせ、沙織もそれに身を任せる。
わしの胸に顔をうずめる沙織を、わしは酷く愛おしく感じた。
背徳のDayDream