Maker’s Made Another Story |
Maker’s Made Another Story 1st “仕事の後の風景” |
あすみ :(今日は会社のみんなで飲み会に来てるんですぅ。今日は色々あってお姉ちゃんが落ち込んでいるのでそれを励ましてあげようということでわいわいやってるとこなんですよぉ。その一部始終を大公開ですぅ) 友紀 :んじゃ、みんな!今回も無事に仕事が終えられたことにぃ…カンパーイ! 全員 :カンパーイ! 煤_(゚∀゚) ワイワイガヤガヤ… 那由 :う〜ん、最近の飲み屋さんはとってもおしゃれよね、どれもおいしそうね。あっ、あすみちゃん、あのサラダとってくれる?(^∀^) あすみ :はいですぅ(⌒▽⌒) 麗花 :ボソボソ(目的が何かをちゃんと分かってるんでしょうかね、おば様は…) 深帆 :ボソボソ(いいんじゃないかしら、かすみさんが元気になれば…) 麗花 :ボソボソ(でも、わたくしまでつき合わせるのは心外ですわ。あの人を慰める会なんて…) 深帆 :ボソボソ(まぁまぁ…) 友紀 :おいおいおいおい、麗花も深帆ねぇもなぁにヒソヒソやってんだ。せっかくおばちゃんの驕りなんだ。そんな所で辛気くさく話してないでいっぱい飲みなって 那由 :ちょ、ちょっと友紀ちゃん!?誰も私の驕りだなんて… 全員(那由、かすみ以外) :御馳走様です、社長! m(_ _m) ふかぶか〜 あすみ :お母さん、太っ腹ですぅ。(☆▽☆)←尊敬の眼差し 那由 :ハ…ハハハ、みんな飲み過ぎないようにね…はぁ… 全員(那由以外) :はぁーい 那由 :ワリカンかと思ってカード類全部置いて来ちゃったけど、お金足りるかしら…(でも、みんないい子達ねぇ…かすみちゃんは幸せ者だわ。それはさておき、どうせ私の驕りなら食べられるだけ食べて、飲めるだけ飲んでやるぅぅぅ。ひぃぃぃん)(つД`) (1時間後) 友紀 :かぁすぅみぃ、食べてるかぁ? かすみ :ん…うん…パクパク…(>へ<)←気がついたように食べ始める 友紀 :(無理してんなぁ)なぁ、元気出しなって。確かに失恋は辛いかもしれないけど… かすみ :ぷはぁ…。いいって、友紀。大丈夫だから…それに失恋っていう関係まではいってないし(_ _) 友紀 :そうなのか?でもちったぁ好きになりかけてたんだろ かすみ :………よくわかんない (_ _‖) 友紀 :ヒソヒソ(好きなんじゃねぇか、この恋愛音痴がぁ…) 深帆 :確かにけっこういい人っぽかったですけど、仕方ないですよ 友紀 :そうだよ。「あいつは、妖怪だったから結ばれなかった」それで割り切れるじゃん。 かすみ :………そ、だね (_ _‖) 友紀 :う〜ん……こういう時は飲も。うん。飲むに限るって。みんなでワイワイ騒いでさ、明日からは心機一転、仕事に恋に励もうぜっ 深帆 :ですね。あ、そういえばかすみさん、私、新しいランジェリーショップ見つけたんですけど、大きいカップのブラも結構可愛いの有って今度一緒に行きましょう、ね? かすみ :………うん (_ _‖) 深帆 :ヒソヒソ(重症ですね…) 友紀 :ヒソヒソ(いや、これは私が地雷を踏んずけたんだと思うよ。やべぇ…どーしよ深帆ねぇ) 深帆 :ヒソヒソ(私に聞かれても、こういう方面はちょっと…) 友紀、深帆 :(あ〜もぉ誰かこの暗い雰囲気なんとかしてぇ)(;´A`)(´A`;) 那由 :でも、あの子カッコよかったわね あすみ :誰がですかぁ? 那由 :あの子よ。あの…“天球移住者取締機構”とか名乗ってたグループのスタッフの救助隊みたいな子よ…えっと…かすみちゃん、名前なんだっけ? 友紀 :(こら〜!おばちゃん、そりゃ禁句だ〜!(#`□´) ) かすみ :……レイ…… 那由 :そうそう、レイ君よ!なんかぁ、見た目若いけど、雰囲気大人びてしっかりしてて、それにやっぱりあの笑顔と真剣な目つきのギャップ!旦那様とは違うタイプだけど、いいわねぇ、あんな子も (^□^) あすみ :あすみはぁ…あのロングヘアーの男の子が良かったですぅ。なんかクールで、一匹狼さんな雰囲気にキュンときちゃいましたぁ。なんか、NANA(集英社)のタクミみたいだったですぅ! 友紀 :誰だよ、それ(´Д`; 麗花 :某少女マンガに出てくるキャラクターですわ(あすみさんも話に乗りなさんな!)←なにげに物知り麗花ちゃん かすみ :フッ…フフフフフ…アッハハハハハ… 友紀&麗花 :かすみ(さん)が壊れたァー!?Σ(゚A゚;Σ(゚A゚; かすみ :そうだね……あのチーム…だっけ、の男の子達ってなんかカッコよかった気がする……友紀は誰が好み? 友紀 :ええええっ!?(私に振るのかよ!)絶対選ばなきゃ駄目か?えっと…ぱっと見はあのショートヘアの奴かなぁ、なんか強そうで…うん あすみ :じゃぁ、麗花ちゃんは?誰が好みですかぁ? (⌒ー⌒)ニヤッ 麗花 :わ、わた、わたくしは……(ひぃ〜ん)あ、あの背の小さい男の方かしら。なんとなく活発で、楽しそうで…って、なんでわたくしがこんな話をしなければならないのですか!(`□´*) 友紀 :へぇ〜(゚∀゚)ニヤニヤニヤ 麗花 :いやぁぁぁ!友紀さん。なんですのその目は!そんな目でわたくしを見ないでくださいな! 深帆 :私は…そうですね、麗花さんと同じ人かな。最近、あんなかわいい感じの男の子見ませんから(^^) 麗花 :(ナイスフォローですわ深帆さん、ありがとうございます…) (´Д⊂)・゚。 那由 :それじゃ、かすみちゃんは? 友紀 :(オイ!母!!)(゚Д゚) かすみ :そうだな…やっぱりレイ…かな。優しくて…包容力があって…それで、ちょっと意地悪なんだけど、あたしのことを必死になって守ろうとしてくれて…無理も聞き入れてくれたり…ちゃんと芯が通ってて、ちょっと自信家っぽかったけどちゃんと実力に裏づけされて、カッコよかった…うん… 友紀 :聞いてるこっちが恥ずかしくなるな(^^; その他(かすみと友紀以外) : (− −*) ぽっ あすみ :あー! お姉ちゃん、けっこういい線まで行ってたんだぁ〜 (⌒▽⌒)←天然 友紀 :(あ、この馬鹿っ)(`へ´; かすみ :………………(_ _*)ぽっ 全員(あすみ以外) :ええええええええっ!まじでぇ!? かすみ :………うん(_ _*) 友紀 :おい、まさか……一線踏み越えたなんて言うんじゃねぇぞ! かすみ :………… (‐‐;*)かぁぁぁ 全員(かすみ、あすみ以外) :(きたぁーっ!) 友紀 :ちょちょちょ、ちょっと待て、かすみ!お、おめぇあのさ、そのなんだ、あれだ… 麗花 :はぁ…(まったく、友紀さんは落ち着きなさいな。まあ、わたくしはどうでもいいことですけど…ドキドキドキ) 友紀 :ヤッたのか?(ーoー) 全員(友紀、あすみ以外) :(ストレート過ぎだぁ馬鹿者ぉ!!) かすみ :んーん。 全員(あすみ以外) :(なぁんだ)(;^_^A かすみ :えっとね実は…ヒソヒソ…←友紀に耳打ちしてる 友紀 :ななななっ!乳揉まれて指挿れられただぁー!? かすみ :ちょ、ゆ、友紀ぃ〜 (TT*) かぁぁぁ 全員(っつーか他の客も):!?Σ(゚Д゚;Σ(゚Д゚;Σ(゚Д゚;Σ(゚Д゚;Σ(゚A゚; メキ…メキメキ…パッリーン! 深帆 :ああ、グラスが!社長、大丈夫ですかっ!? 那由 :許せない…許せないわあの子!私の大切なかすみちゃんの○$×#△*%を!つうか、そこまでいっておきながら、最後までいかないなんてかすみちゃんを馬鹿にしてるの?かすみちゃんてそんなに魅力無い?否!きっとあの子インポよインポ!…って何言ってんだ私は。でも次会ったら1秒で100回殺す! (`□´#) あすみ :……すごいです…お姉ちゃんがここまで真っ赤になるなんて(⌒Д⌒) 友紀 :って、そこかよ!まあ、振られて良かったなぁ、絶対そいつタラシだぞ…(゚ ゚;) 深帆 :(久しぶりにどきどきした…) (゚―゚;) 麗花 :あの(精神面で)ガードの固いこの人がここまで… (− −;‖) ちょっとの間 し〜ん かすみ :でも、彼はあたしのこと信じてなかったみたいだし。 全員 :はい? (゚Д゚) メキメキメキ…バキッン! あすみ :あああ…テーブルが真っ二つにぃ!? 那由 :ぬぁんですって!かすみちゃんが信じられないなら、イエス=キ○ストだって阿弥○如来だってハゲ親父共のマニフェストだって信じられないわよ!いったい何様のつもり?1秒で1万回に決定! 友紀 :ほとんど妄想ばかりじゃないか。あすみ、そのおばちゃん黙らせろ。(;´Д`) あすみ :はぁ〜い 那由 :あ、こら、あすみちゃん、お母さんになんて事するのよ…まだ話は…殺す、絶対殺しちゃうんだからあぁぁぁ…(フェードアウト) 友紀 :で?他になんかわだかまってるみたいだけど…言ってみ。 かすみ :うん、最後にね。「信じてなかった」って 麗花 :どういうことなんでしょうか? 友紀 :私に聞くなよ。信用してないから一緒に連れて行ったんだ…全然分かんねぇよ 深帆 :「強さでは信用してなかったけど、人としては信じていた」ということなのかしら…うーん… (`∩´){? 那由 :ふぅん…分かった。 友紀 :うわぁ!(おばちゃん、いつの間に…あすみの役立たずめ) あすみ :えへへ (⌒▽⌒ゞ 麗花 :那由おば様、なにか分かったんですの? 那由 :つまりね、あの子はかすみちゃんを疑いつつ同行していたわけよ。つまり、かすみちゃんが敵の仲間だった場合は敵のところまで誘導させる腹の内だったのよ、いつでも攻撃されるというリスクを背負っても大丈夫だという自信がないとできないわね。しかし、そうじゃなかった。するとあの子は『これも敵の計算の内』と考えた。施設から出てきた時の私の攻撃に対しての反応のよさ…普通なら一仕事終えてほっとしているところへの攻撃よ。普通は気持ちが緩んでいる分反応が遅いから受け止められないはず。けど、彼はスムーズに私の攻撃を防御できた…施設から出て何か一波乱あるんじゃないかって予想していた証拠よ。結局、かすみちゃんは最後まで敵だと思われていた…そういうことよ。ふん、最後に「自分はあなたを疑ってました」なんて告白するあたりが嫌味ね。ふんっ(#_ _) 友紀 :おお、亀の甲より年の功… 那由 :はいぃぃぃ、なんか言った友紀ちゃん? 友紀 :な、何でも無いです、“那由お姉さん” あすみ :でもぉ、レイ君って16歳ですよねぇ 友紀、麗花、深帆 :ブッ……!!! 煤i゚3゚)≡3 友紀 :げほっげほっ…もし事実なら半端ねぇな、そいつ… 麗花 :相当嫌味なマセガキですわね… 深帆 :後の成長が怖いわ…なんとなく… またまた し〜ん… かすみ :しょうがないよ、あたし…こんなだし…うん。彼のことは忘れる!みんなも気を取り直して、のま・のま・イェイ! (^∀^) 友紀 :かすみ… 那由 :あ、それ私の焼酎……(米焼酎・アルコール度数11) ぐびっ ぐびっ・・・ 全員 :あ(゚Д゚‖) あすみ :(そんなこんなで自宅まで帰ってきました。) あすみ :うんしょっと。(ドサッ)はぁ…疲れたですぅ… 那由 :まったく、度のキツイお酒は舌で転がさないと悪酔いするのに…もぉ… あすみ :お姉ちゃんが、あんなに酒癖悪いなんて始めて知ったです…人前で脱ぎそうになるなんて… 那由 :あれはね、『泥酔』っていう悪い酔い方なのよ。真似しちゃ駄目よ、あすみちゃん あすみ :へぇ〜 かすみ :すー…すー…(寝息) 二人 :………くすっ(可愛い(ですぅ)) 那由 :今日は大目にみてあげましょう。恋愛初心者だもんね。 あすみ :明日は絶対二日酔いですから、覚悟しておいてくださいね。お姉ちゃん。 那由 :………でも、あの子はこの子のことを想ってあんなことを言ったのかもね。 あすみ :へ?何でですか?レイ君があんなひどいこと言ったのはお姉ちゃんを大切にするためってどういうことですかぁ? 那由 :だからね、かすみちゃんが自分に好意を抱いているのを感じ取ったんでしょうね。だからあの子はそうしたの。この子にあえて「自分はあなたを利用した上に疑っていました」っていう事実を遠まわしに告白し、その事実に気付いてもらうことで自分を悪人に仕立て、嫌われることによって自分に向けられた好意を拭い去ろうとしたのよ。恋人への思いは忘れられなくても悪人のことは忘れやすい。だから、そこまで計算した上でこの子が苦しまずに自分のことを忘れることができるように仕向けたのだと思うわ。 あすみ :ふーん、よく分からないけど、やっぱり、レイ君はいい人だったんですねぇ 那由 :クス…あすみちゃんもそのうち解るようになるわよ。むしろ、嫌味な子ね。もし16歳っていうのが本当ならよほどの恋の手錬だわ。でも、まだまだ思慮が足りないわね。恋い焦がれる人への思いと同じに強く憎しみを抱く人の事はそうそう忘れられるものじゃないわ、これはあの子の判断ミスね。まあ、そういう適度に青い子と付き合ってみるのも悪くないかもね (^ー^) あすみ :ふぅーん、そうなんだ、よく分かんないけどぉ 那由 :ボソッ(う〜ん…私の青春時代を思い出すわぁ) あすみ :ん?…ヒソヒソ(お母さんはどんな恋をしたんですかぁ?) 那由 :ボソッ(言わない) あすみ :ぷぅ!お姉ちゃんもお母さんもひどいですぅ。秘密ばっかりで少しもあすみに教えてくれないですぅ〜 那由 :ふふふ…それじゃぁね。お休み。 あすみ :ああっ、逃げたですぅ かすみ :すー…すー…レ…イ… あすみ :(そうして、あすみ達のあわただしい一日は終わりました) |
〜〜〜Another Story 1 End〜〜〜 |
了>> |
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