俺流西野設定

俺流西野設定
これはテルク氏による「Maker's Made」に出てくる「西野怪物駆除株式会社」登場キャラの設定解説書です。(一部出てないですけど。笑)
物語を読む上での参考までに。
以下テルク氏コメント。

「けっこうまじめに作ってみた。その分長文で分厚いデータになっております。これ一つで十分小説や何やらを書く上でかなり役立つはず。はっきり言って一人当たりの文章量はサイトで公開されているデータの3倍近い…(長文すんまそ…)
更に未完成というアホさ。まぁこれが完成する前から本編を書き始めたからそうなったわけですがね。」
■西野 かすみ 19歳 T162 B92 W56 H85

この若さにして西野怪物駆除株式会社における退魔師のエース。綺麗に艶のある髪は腰の辺りまでと長く、いつもポニーテールにしている。さらに類まれなウルトラプロポーションを持っている。普通に街中歩いていたら「モデル!?」なんていう目で通行人に見られるなんて毎度のこと。だが、自分ではこの体格(現在も成長中!)はちょっとコンプレックスで色々苦労があるそうだ。

刀剣類を趣味で収集しているそうだ。日本茶も好きだという。う〜む、渋いぜ日本人…
嫌いなものは足の多い虫。「6本超えるともう駄目。鳥肌立ちまくり」だとか。また、いろいろと世話をしょっちゅう焼いてくれる同社長でもある母のこともちょっと苦手な様子。
特技は料理。母親がまったくといっていいほどダメなので自然と身についたのかも。
好きな色は青。髪や瞳が赤いのでそう思われないかもしれないが、染めているのでもコンタクトでもなく両方とも立派な体質です。服装はシンプルで動きやすい服装を好む傾向で。
性格はというときつい物言いが多いので周りから“気の強い女”と思われがちだが、根は優しく寂しがり。場の雰囲気などに流されやすく、芯の脆い自分を嫌っている。
いつも実年齢サバ読みしまくりの大人びた雰囲気が出ているのは一重に人並み以上の苦労と人生経験によるもの。

幼いころにこの会社と敵対していた犯罪バックアップ組織「ヒュドラ」に見せしめとして拉致され、それから1年後に海外の売春宿で保護されたという忌まわしい経歴の持ち主。(保護されたときには廃人寸前にまで自我が崩壊していた。社会復帰するまでに更に1年を費やしたという)そういった過去があるため、思い出話は好きではないし、そんな過去があることを必死で隠そうとしている。
それゆえ、恋愛経験は浅いものの男性経験は数多く…年不相応に『出来上がった身体』はそのテの刺激に対して自制心を失うほど敏感になっている悲運のヒロイン。
とにかく体術や剣技から家事、料理にいたるまで様々な才能を有しているためか、運と付くものは涙が出るほど悪く、トラブルに巻き込まれやすいし、巻き込まれたら徹底的に悪い状況へとなってしまう傾向。
[SYOU2補足:正確には幼い頃じゃなくて、十代中盤頃になります]

わずか19にして怪物退治の一線に身をおくだけの実力者である。戦闘スタイルは剣技による近接戦闘がメイン。流派は西風霧創流刀舞術で、その奥義である“霧刃”の威力は30cmc厚のチタンの塊すら貫通するほど。愛用の太刀である無銘(自分では『朱雀』と呼んでいる)を軽々と振り回し、“魔・即滅殺”の精神に則って列をなす怪物たちをばたばたと葬っていく様を見れば誰だって『Crimson Demon Bride(紅蓮の花嫁)』という二つ名があることに納得するだろう。
退魔師にしては珍しく魔術関連は本当に基礎が限界の様子。双子の妹がそっちの才能(…っていうか、遺伝子?)を持って言ったんじゃないかというほど。
あまり知られていないが『オニノメ』という特異体質の持ち主。これは、鬼という種の違う存在の仔を完全な形で妊娠することが可能で、それが胎内にいる間はその仔の魔力や妖気等を自分の能力として取り込む(言い換えるならば「身体の一部として機能させられる」)能力を有する。その人並み外れた実力もあってか、「もう鬼の仔が腹の中にいるのでは」という噂もあるようだが真相は闇の中。

現在、西野怪物駆除株式会社とは別に自分用のオフィスを構えているが、ほぼ子会社であり、独立採算制をとっているためか、経営状況は親会社に利益を取られるのではっきり言って悪い。(なら「独立するなよ」という話であるがおそらく母親と色々あったんだろう…)

■西野あすみ 19歳 T161 B83 W55 H87

西野かすみの双子の妹であるがいつも「全然そうはみえな〜い」と周りに言われている。しかし、正真正銘の一卵性である。髪はセミロングのボブで、カチューシャがトレードマーク。姉ほどではないがスタイルはよく、姉と違った意味で魅力的である。だが、彼女自身、胸の大きさに関して(双子の)姉にコンプレックスを抱いており「打倒!お姉ちゃん」を夢見ているが…う〜む…

好きなものは漫画、アニメ。けっこう入れ込んでおり、同人サークルに入っているとのこと。(端的に言うと「やおい(※)」の製作をしているようだ)そのためか、けっこうオタクっぽい部分も多く、年末や盆あたりにふらっといなくなることもある。家族想いなのか好きなものに『お母さん、お父さん、お姉ちゃん』と挙げてくれているあたりに彼女の人懐っこさが見えてくる。
苦手なものはヌルヌルした生き物。ナメクジとかカエルなどの両生類はダメ。
特技は特にはない。ただ、IQは高いので現在某大学生(学部は不明。おそらく理系)であり、会社の仕事と勉学の両立をちゃんとこなしている。
好きな色は……(あすみ嬢イラストが不足しているため判断できず)……服装の趣味は……(これも同上。「かわいいもの好きでガーリーなものを好む」でいいのやら…)……
性格は基本的に天然ボケ。いつも何かふわふわとヌけている感じがするのだが、人懐っこく明るい性格で、姉よりも芯の通った性格から社内での人気も高い。「〜〜ですぅ」のように語尾を延ばして喋るのが特徴。周りからは「何か考えながら喋っているため」といわれているが本当にそうなのかは彼女のみぞ知る。
[SYOU2補足:好きな色はピンク系。服装は仕事のときのタイトミニと相反して、ミドル丈やロング丈のスカートを好んでます。お尻がはっきりとするパンツルック等はあまり好まない模様]

いつもは衣服で分からないが背中に大きな刀傷が一つ。なぜ付いたのかは不明で彼女自身も語らない。
使い魔として『真沙羅』という純白の猫又を使役している。以前かすみと一緒に退魔した際に保護したため、「魔・即滅殺」がポリシーのかすみとはこのペットに対する意見でいまだに反発しあっている。この猫又は人語を解したり、多少の魔力を有したりとなんとなく人を見下していそうであるが、退魔されそうなときにかばってくれた主人に対して恩を抱いているようだ。果たして実践でこのペットを使い魔として利用したかは不明。
[SYOU2補足:背中の傷はかすみさんに由ってつけられたもの。かすみさんは未だにそのことを気にしてますが、あすみちゃんはもう気にもせずあっけらかんとしています]

(小説によりけりで姉と同じくそれ系な刺激にヘロヘロになるような作品があったりするので果たしてこの体質は姉妹共有のものなのか、それともかすみのみが有するのかは微妙なところだったりする。まぁ生みの親が黙認していることから前者であると考えられるが…)
[SYOU2補足:エロ属性に弱いのはかすみさん特有のものです。あすみちゃんはまあ、一般的反応。ちなみにエロ展開時、かすみさんは最後までヤラれてしまう場合が殆どですが、あすみちゃんは(挿入)直前で助かる事が多かったりで、このあたりに姉妹のラック値の差が出てたりします(笑)]

社内では調査を担当しており、戦いを嫌う。しかし、母親譲りの強力な魔力と符術、さらに世界でもわずかな術師しか扱えない『圧縮言語魔法』という能力も有するので潜在的な戦闘能力はえげつない。かすみの援護として現場での仕事をすることも多々ある。それ故、母親の正当後継者として名高い人物でもある。

※「やおい」とはなんぞや?
要は小説の中にも出てきたとおり端的に言ってしまえば女性向けの男性同士によるラブストーリーである。現代の自由な日本の文化の下では男×女の構図においての障害が描きづらくなってきたので『同性という障害』を設けたのが始まりとされている。つまり、男性キャラクターの片割れに自分(女性)像を投影して擬似恋愛を楽しんでいるわけである。(昔は身分とか家柄とかがそうだったのだが、今の法律や日本の思想ではもうそんなものは過去のものとなっている。また、率直に男×女を描くと生々しすぎて読者が付いてこないので同性というのはある意味での緩衝材であるようだ。)
 当然公的な場にそういったものを持ち込めないので同人作家や一部の雑誌で細々と受け継がれているものである。「やおい」の由来はとある同人作家が「この話には『ヤマもないし』『オチもないし』『イミもない』。ただ、キャラクター2人をくっつけたいから作った」と自嘲した台詞から引用し、『』内の言葉の頭文字3つをあわせ、「やおい」と呼ぶようになった。最近になってそういう要素が一般的に認められつつあるようでけっこうそういった関連書物もよくみるようになった。

■西野 那由 30代(実年齢は怖くて聞けない…とのこと) T165 B85 W60 H85

西野姉妹の母で、西野怪物駆除株式会社の現社長。ベテランの退魔師としても有名である。黒いロングヘアや豊満でありながらくびれのはっきりとした肢体、右目は紅く、左目は黒いという特異体質(オッドアイという)。一目でまさに“絵から飛び出てきた魔女”そのものである。

好きなものは娘たち。よく世話を焼いていおり、かすみにはありがた迷惑と感じられているほど。もう色々な意味で親バカということは親類の間でしか知られていない。また、甘いものに目が無く、「冷蔵庫のお菓子を盗んだりしたらいけません。死ぬから。」と社員の間でいわれるほど。食い物の恨みは三代まで…(?)
唯一の苦手分野の料理は才能のひとかけらも無く、それこそコメディ漫画のようなてんてこ舞になってこの世のものとは思われない物が出来上がる。そのため、料理は娘たちに丸投げというスタンスを取っている。「母の威厳を持って」といって挑戦しては凹むのを繰り返しているそうだ。
特技や趣味といったものは特に無いようだ。(強いて言えばおいしい店の散策?)
服装は自分の魅力を把握してかシンプルにまとめているが雰囲気から醸し出されるそれが更に彼女の魅力を引き出している。(つまり、美人は何を身につけても似合う)
性格としてはいつも冷静で落ち着いているため、『アダルトなクールビューティー』といった印象。ただ、あまりにもやり手過ぎ、人間くさい部分が全然ないので反感を持つものも少なくない。だが、それは仕事の顔。普段のリラックスした状態の時はのほほんとしてお茶目な性格である。まぁ、そんな彼女に出会うほど深く付き合った人物は数えるほどしかいないのだが。
[SYOU2補足:しいて言えば、カルチャースクール通い? 色々と通ってるようです]

体術、呪術などをオールマイティにこなす凄腕。どんな魔物でも彼女の牙にかかれば姿を現すことなく葬られる。戦闘での駆け引きなど冷徹で論理的行動に徹することから冷血とも言われるため、よけいに本当の人間性に気付いてもらえないが彼女はそのことについてあまり気に留めていない。
実は「Far East Witch(東極魔女)」という二つ名がある。この名を聞いた退魔師はみな震え上がるほどであり、彼女自身の特殊能力をも示している。この特性は生まれつきではない。彼女の双子の姉である「西野 摩由(故)」がいたのだが、彼女の特異体質が原因で覚醒したものとされる。
その能力というのは『世界のあらゆる事象を“変換”する』という『世界の絶対意思』を操る、それは魔術などよりも優先して発動されるというもの。この能力を行使する際には髪が白くなり、黒かった片目まで赤く染まる。人間性といわれるものが完全に排除されるなど、完全に戦闘に特化した“別の生き物”、いわば“魔人”になるといってもいい。(俗に『魔女モード』といわれる状態。絵板ギャラリーへどうぞ。)しかし、この姿を見たものはいない。よほどのことでないとお目にかかれないからだ。この能力を限界まで引き出せば地球なんて軽く吹っ飛ぶとも言われているほどの戦闘力を有する。(ただの誇張表現とも囁かれている。証拠が無いからだ。)

現在元社長の夫と別居中。色々あったようだがその理由は彼女の家族しか知らないし、他人が干渉することでもない。などなど、過去のことについては非常に謎の多い彼女。いつかその真実が語られる時が来るであろう…

※彼女の人柄を見るにはSYOU2氏著の『NISHINO Monster Extermination Incorporated company』を読むよりも御粗末博士氏著の『セリナの世界最後の平穏な日々』の外伝である『那由さんの憂鬱』を読むことをお勧めする。上記情報のほとんどはそちらからの引用であり、那由さんにスポットを当てている数少ない作品なので読む価値は大いにある。(かなり深めてある設定なので生みの親であるSYOU2氏公認の設定であると推測。)
[SYOU2補足:セリナ版那由さんは強すぎる面がありますが、セリナ版に措いては那由さんと三剣 藤(刀)一郎が人類最強の存在であり、彼女等より強い人類は存在しないという設定があります。ちなみに人類以外も含めるとヌル・ゾマ中尉が最強]

■西野 祐介 

西野姉妹の父、西野那由の夫であるがほとんど情報がない。西野怪物駆除株式会社の元社長で、かすみを売春宿から救出した人物である。現在妻と別居中。連絡もほとんど取っていない様子なの謎が深い人物である。
[SYOU2補足:かすみさんの初恋?の相手でもあります。恋といっても「かすみね、おっきくなったらね、お父さんのお嫁さんになる〜(・▽・)」という程度ですが(笑)]

■戌衣深帆 23歳 B92 W60 H89

西野株式会社の秘書室担当の女性。ロングの黒髪と灰色の瞳(ロシア系のハーフ!?)が印象的な女性。プロポーションは西野姉妹に負けず劣らずで男性社員から「西野三大巨乳の一人! (゚∀゚) 」と言われているようだ。

面倒見が良く、人当たりも良いので様々な人から慕われており、年下女性社員からは『深帆ねぇ』と呼ばれるほど。

基本的にはオフィスワーカーだが、頭の回転が速く、大掛かりなミッションの場合にはオペレーション業務をすることがある。その能力は社員中トップで信頼も厚い。だが、特別な能力などは無く、普通の一般人である。

■悠希友紀 19歳 B88 W56 H83

西野(株)に勤務している職員のひとりであり、退魔師候補生である。黒髪は肩ぐらいまででヘアバンドがトレードマーク。眼は青(ハーフなのか!?コンタクトなのか!?)もう当然のノリで(他の会社の男性社員が聞いたら「何故なんだ!なぜこの事務所がっ!」と非難の叫びを上げるであろう)平均以上のナイスバディであるが、他の人物のポテンシャルが高すぎて気付いてもらえない。

性格も喋り方も男勝りで体育会系のノリ。喧嘩っ早いところも男勝りな印象を助長しているが、ちゃんと分をわきまえているようだ。好きな男性の前ではしおらしくなる様子。でも、普段の性格を見て幻滅してしまうパターンが多く、イケイケモードの彼女も抱擁してくれる男性にめぐり合うことは実際のところ少ないというのが嘆き。

西野姉妹や麗花とは小学校以来の長い付き合いで、かすみの複雑な事情を身内以外で知っている数少ない人物であり、親友である。
また、那由さんを「おばちゃん」と呼ぶことの出来る数少ない人物。(つまり、小学生のノリのままというわけだ。)
家が剣道道場なのでなかなかの剣術使いでよくかすみと手合いをしているそうだ。

現在、退魔師候補生であり、情報課兼オペレーターをしている。社内で行っている退魔師の適性試験に不合格だったためにかすみと一緒になって前線に出れないことを悔やんでいる。

※他、オペレーターはかなりの人数がラフで確認されているが詳細データははっきりしておらず私個人で書き加えるのには限度があるようだ。

■セリナ 年齢不明(20代前半と思われる) T170 B99 W58 H90

とあるお屋敷のお手伝いさんとして働いているすんごい美女。金髪碧眼だが出身が分からない以上どこの国籍かは分からない。そうでなくても西野姉妹などのプロポーションでさえ人間の限界を超えてそうなのにこの人は更に上を行く。常人のバランスどころか重力すら無視しているこの体つきは神ですか…

性格はあすみを超える天然ボケ。しかし、人を疑ったりすることはなく、まさに聖母をも想像させられるような優しさを振りまく。(負の感情が欠落しているともいえる。)
服装はキワモノ系が好むコルセット風になって上半身の凹凸を強調するようなデザインのエプロンが付いた制服(俗に言うとメイド服)を着ているとこしか見たことが無い人ばかり、果たして私服はあるのだろうかと噂されるほど。

赤ん坊のころにその屋敷に拾われて以来ずっとその屋敷で働いている。けっこう色々な仕事を手際よくこなしており、天然とはいえ、ただのバカというわけではないようだ。

※上記はあくまでSYOU2氏の設定である。この女性は御粗末博士やKnight氏という『西野〜』ファンに多大なインスピレーションを与え、ウェブサイト「Flat ash」のなかで一番の大作。『セリナの世界最後の平穏な日々』という作品において主人公に抜擢されたほど。そちらでは主役級のすごい設定が設けられているため、そちらのほうのキャラクター紹介を見るのも一興であると思う。

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